When in Rome, do as the Romans do: Part2「ローマを感じる」(25期ゼミ活動中間報告,4年前期)
[ご挨拶]
こんにちは!日向野ゼミ25期の加藤 走です。

(古代ローマの最大の貿易都市オスティア・アンティカ)
間があいてしまいましたが、今回は、前回のローマ日記第一回「ローマを学ぶ」 に続いて、第二回「ローマを感じる」を書かせていただきます。
前回は文章が中心でしたが、今回はこの記事を読んだ方にもローマを感じて欲しいと思い写真を多く載せてありますので、楽しみながらご覧になってください。
[前回について]
前回は、「古代ローマを学ぶとは」、「なぜ古代ローマなのか」、「どういったことを学んだのか」といったことを書かせていただきました。
一文でまとめますと、
「学生の興味関心を引き出し、テーマを設定することで、熱意を持った学びを!」
ということになります。
[ローマとは]
では、まずローマについてちょっとご紹介します。
前回に引き続き、最初は質問です。
これを読んでくれている皆さんは、「ローマ」と聞いて何を連想しますか?
読み進める前に5秒考えて、ちょっとイメージしてみて下さい。
僕は最初にローマと聞いて連想したのは「ローマの休日」です。でも、今やこの映画って日本とアメリカでしか認知されていないようで、真実の口の前には日本人ばかりでした。

(とはいえ、このポーズは欠かせません。真実の口の前にて)
ローマはイタリアの首都で、文化・経済の中心でもあります。ローマに本店を置くブランド店が多く、店を見て回っているだけで楽しい気分になってきます。

(ブランド店が軒を連ねるスペイン広場前の通り)
中世を遡れば、ルネッサンスの中心であり動的な迫力を表したバロック芸術に彩られた様相を見ることができます。

(バロック時代の代表的建築物「サンピエトロ大聖堂」)
そして、何より私たち25期生が学ぶテーマに選んだローマ帝国の発祥の地です。ローマにはこの頃の遺跡も多く残っており、現在ー中世ー古代を歩くことで感じられれる街だと言えるかもしれません。

(初代ローマ皇帝アウグストゥスの右腕アグリッパが最初に作り、ハドリアヌス皇帝が再建した「パンテオン」。泊まったアパートから歩いて行けました。 )
先生が以前ローマに来たときに仲良くなったレストランの店主さんとは再会して、カフェをごちそうしてもらうなんていう出会いも。ちなみに、イタリアではカフェはバール(BAR)と言います。ご存知でした?
「ローマな日々」
さて、こんなローマで僕らがしていたこと。それをコンパクトにまとめて表現すると以下になります。
「肌で感じる」
「アレンジする」
「美味しく楽しく」(食事の時間)
[肌で感じる]
まずは基本の部分をご紹介します。基本とは、ローマ合宿のテーマに沿った部分ということです。

(↑古代ローマの二大街道の一つ、アッピア・アンティカにて)
僕らのこのローマ合宿のテーマは何だったかといえば、それは「古代ローマの偉大なリーダーたちの足跡を辿る旅」です。
『リーダーシップの旅』にある、「理想的な場には夢や志を育む空気があり、己と向きあわざるをいないような『匂い』が満ちている」という言葉を借りれば、「古代ローマのリーダーシップの匂いを感じ自らを内省できるような経験をすること」となるでしょう。
僕らはそれを、「自分の足で歩く」ということで感じようとしてきました。 自分たちの足で歩くことで、町の雰囲気を感じ、遺跡のスケールを感じ取る。自分たちで地図を見て、調べることで理解を深める。歩くことで出会う他の観光客やお店の人と話してコミュニケーションを取り合ってみる。
「歩く」ということは移動手段として一番シンプルな方法ですが、なによりもその土地を感じる一番の方法である、
と先生自らが先頭を切って歩くことで教えてくれていた、ですよね先生?
[アレンジする]
僕らのローマでの生活は、ローマ市街地のアパートを一週間借り、暑くならない午前中のうちに遺跡を巡り、午後は各自でアレンジしていました。
したがって、午後から夜の予定はすべて自分たちで考え計画するという非常に自由な合宿だったといえます。
とはいえ、まったく知らない土地で自分たちで、「何がしたいか」「どこへ行くのか」「何を食べようか」「誰と行くのか」、と考える行為は実はちょいと頭をひねる行為でもあります。
皆さんもこんな経験ないでしょうか?
友達やサークルで遊びにいって、皆が個々でやりたいことをやってまとまらず幹事の人が悪戦苦闘…。「○○へ行こう!」と決めたものの、いざ来てみて何をしようかがまとまらずちょっとビミョーな雰囲気が…、などなど。
僕もこんな経験が沢山…。
では、話をゼミとローマ合宿の話に戻します。
ご存知かもしれませんが、日向野ゼミには「ゼミ長」と呼ばれる学生がいません。学生の自主性を重んじる、リーダーシップの言葉を使えば「エマージェント(自然発生的)リーダーシップ」を起こす風土を作るためです。
その風土を持ってローマにいくとどうなるか
買い物に行く、海に行く、走り回る、自転車で戯れる、誕生日をお祝いする、レストランを探す、食事を作る、先生に遺跡巡りの案を提案する、アパートの管理人と交渉する、などなど。
(サンピエトロ大聖堂を登頂前)

(登頂後)
目まぐるしく提案者が移り変わり、次々と実行に移されていく。しかも、お互いがそれを認め合い全体として一体感が生じている。先生のおっしゃる、必要な時に必要な人がその時に応じてリーダーシップを発揮していくその雰囲気を体感しました。
普段ゼミに参加しているだけではなかなか分からないですが、「旅をアレンジする」という力が発揮される環境されるもののようです。
おかげで想定以上の体験と楽しさを僕ら自身が得ることができたのは、写真の笑顔が証明しています。
[美味しく、楽しく]
ローマでの最大の楽しみは、なんといっても全員で作る料理と笑顔の食卓といっても過言ではありません。
合宿での自炊で有名な日向野ゼミ(?)ですが、ローマでも自炊をする機会が多くありました。お金の節約になるのはもちろんですが、みんなで料理を作って、一日のしたこと・見たことを話し合い、笑いあい、食事を楽しむことが本当に心地よい時間でした。
「ワインと、リゾット、簡単なサラダ。特別なごちそうはなくても、爽やかな夜の冷気と家族や仲間との語らいがあれば、最高に贅沢なディナーになる。フォークとお皿が当たる音や、人々の笑い声がほら、向かいのアパートからも、下からも…。それはなんとも人間らしい、幸せの音だ。」
とは、『ローマの平日、イタリアの休日』という本からの一文。
ローマでの日々はもちろん、帰ってきてからもゼミ生に合うとこの「幸せの音」が流れているように思えています。「11人の家族みたい」という言葉はこの美味しく楽しい時間から生まれ、ローマで僕が一番印象に残っているゼミ生の一言となりました。
[まとめ]
文章が長くなってしまいましたが、僕の「ローマ日記」はこのあたりでまとめさせていただこうと思います。
『学生が興味を持って、熱意を持ち学ぶことを重んじる!』という基本方針のもと、就職活動後の学生を惹きつけるテーマを学習!
それは、「古代ローマ」。
(夜のフォロ・ロマーナ)
「古代ローマの偉大なリーダーの歴史を学び、その足跡を体感する」という目的のもと、前期は輪読などで事前学習を行い、9月には実際に現地に向かってきました。僕らはその中で、自分たちがこれまで学んできたリーダーシップについて感じ取り、自分たちでも実践し、ゼミの中での知識を経験として自分たちの中にまたひとつ蓄えた気がします。
なによりその日々を通して、ゼミ生という存在が家族のようなあたたかさを持つ貴重なつながりを築くことができ、ゼミに行くのが楽しみでしょうがないという気持ちが大きくなったのを感じています。(卒論は大変だけど…)
4年後期に入りましたが、この残りの期間をこんなにいいメンバーと一緒にすごせるなんて幸せだなー、なんてことを思いつつ、この辺でそろそろ筆をおきたいと思います。
読みにくい文章をここまで読んでいただいた方。本当にありがとうございます!ローマの素晴らしさと、このゼミについてを感じていただければ、幸せの限りです。
それでは、また日向野ゼミで会いましょう!
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コメント
>ですよね、先生?
その通りです。で、アパート近くのポポロ広場からカピトリーノ(カンピドッリオ)の丘まで(つまりフラミニア街道)は良かったんだけど、アッピア街道までは遠かった・・・
投稿: ひがの | 2008/11/01 10:13