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2020年1月19日 (日曜日)

またもやPBLの置き場所について

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(写真は冬クオータのクライアントであるaumoの中村社長を迎えてのセッション)

短いサイクルで授業改善を進められるので,クオータ制は面白い.

既に,ある程度期間の長いリーダーシップ開発科目で,課題解決型PBLをどこに置くのが良いかという話については,二度(ここあそこ )で書きました.早稲田でのこの冬のPBLが過去最高と言っていいくらいうまく行っているので,どうしたんだろう(笑)と考えているうちにまた新しい見方に気づきました.最初の学期にPBLを置いて次の学期にスキル強化の科目を置くという方式を19年度に初めて逆転したのがいまの学生(あるいは早稲田の学生)に合っているのだろうと思っていたのですが,また別の要因もありそうなのです.

それは,新方式の場合,最初の学期(8週間)で「理論とスキル」を学んでから次の学期(8週間)で「問題解決プロジェクト」に進むのですが,「理論とスキル」は決して座学ではなく,メンバーの組み合わせを替えながらの個人ワーク>グループワーク>クラス全体共有を繰り返すので,その間にメンバーの関係性が向上しクラスの組織開発も進行した可能性が高いということです.「理論とスキル」の学期でも小さなPBLが繰り返されていると言ってもよいでしょう.その意味で,大型PBLに進む前に小型PBLを繰り返してPBLに慣れグループワークに慣れクラスが安心安全の場になっているということでもあるでしょう.

ただ,PBL自体に慣れてから本番PBLに進むということだけなら立教時代にも何度か試したことがありますが,さほど効果がありませんでした.14週間のうち最初の5週間くらいについてもクライアント付き問題解決PBLを行ない,それから後半8週間でヨリ本格的な問題解決PBLを行うのですが,予備的な5週間のPBLではどうしても学生が本気になってくれないのです.早稲田での新方式がうまく行ったのは,同じ学習目標で小型PBLから大型PBLに移行するのではなく,違う学習目標で小型PBLから大型PBLに移行したので,PBLにも慣れるし手を抜く動機も薄かったというか本気度が順調に上がってきたのではないかと推測しています.

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