カンザス州立大訪問記(4/10)多文化対応
当然英語圏でない学生たちですから文化が違い,英語も必ずしも流暢でないので,最初はかなり固い雰囲気でしたが,文化的差異についての質問リストに従って質問し答えてもらっているうちにみるみる打ち解けてきて,75分が終わるうちには非常に良い雰囲気になりました.もともとこれは留学生に対して1:1で付くbuddyの成否が,二人の相性に大きく依存してしまうのを補うために考案されたのだそうです.リーダーシップのクラスの学生側は,文化に違いを少しでも理解するという共通のゴールのもとに率先しあい支援しあって安心安全の場を確保しながらセッションを進めるのですから,リーダーシップの実践としてとても良い場になっているようでした.
日本の大学で行うとしたら,日本語クラスで日本語を習っている留学生を,日本語リーダーシップのクラスに引っ張ってくるということですね.これは面白そうです.早速小規模な実験から始めるつもりです.
(次回に続く)
| 固定リンク
« カンザス州立大訪問記(3/10)Staley School of Leadership Studiesの生成 | トップページ | カンザス州立大訪問記(5/10)リーダーシップ副専攻の価値と履修期間の長さ »
「01. 教室の内と外」カテゴリの記事
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- 魔の11人?(2020.07.22)
- 早稲田大学でのアクションラーニングの歩み(2016年6月-2020年7月)(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- またもやPBLの置き場所について(2020.01.19)
「02. 旅行・出張記」カテゴリの記事
- ILAオタワ大会(2019.10.30)
- Community organizingとリーダーシップ(2019.07.10)
- 選りに選って経済学から(2019.07.10)
- カンザス州立大訪問記(10/10)総括(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(7/10)高校リーダーシップ教育(2019.03.11)
「05. Leadership」カテゴリの記事
- note試運転中(2022.02.23)
- 「心理的安全性」より「衝突安全性」がよいのでは?(2021.10.11)
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- ILA理事就任(2020.07.23)
- 魔の11人?(2020.07.22)
「02us. USA」カテゴリの記事
- Community organizingとリーダーシップ(2019.07.10)
- 選りに選って経済学から(2019.07.10)
- カンザス州立大訪問記(10/10)総括(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(9/10)質問会議と総括(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(6/10)TAの活躍(2019.03.11)
「05b. Active Learning」カテゴリの記事
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- 魔の11人?(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- またもやPBLの置き場所について(2020.01.19)
- 早稲田LDPにおけるアクションラーニングの意義(2019.12.28)
「02usk. Kansas」カテゴリの記事
- カンザス州立大訪問記(10/10)総括(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(7/10)高校リーダーシップ教育(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(9/10)質問会議と総括(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(8/10)Faculty meeting(2019.03.11)
- カンザス州立大訪問記(6/10)TAの活躍(2019.03.11)