リーダーシップ授業のオンライン化?/家族概念
エレベータのとなりであまりに朝晩うるさいので部屋を変えてもらったら,写真のように,"Love me"のビル(なんの建物か調べに行くのを失念)がさらに近づきました.
最終日はRound tableで,多くて8人くらいが一つのテーブルを囲んでスピーカーの話を聞いたりファシリテートされて議論したりというもので,ポスターセッションの口頭版・着席版とも言えます.リーダーシップ授業は極めてインタラクティブなので他の授業に比べてもオンライン化は遅れるだろうと考えていましたが,それでも一部はオンライン化する動きがあるので,それについてのテーブルに行きました.
Fully Online,Blended (オンラインと対面授業の混合),それにMOOCsの3つの方式それぞれの長所短所を対比したプレゼンが終わったところで,質問をとると,それまでのプレゼンの中身とは何も関係ない質問をする人が次々出てきて(本人はネットに関係しているから関係があるのだと思っている),リーダーシップ教育界隈でもこの分野の理解はまだまだなんだろうなと思われされました.なお,早稲田のリーダーシップ授業はFacebookを多用したblendedな授業と言えるでしょうが,MOOCsやFully Onlineに持っていくのがいいのかどうかは面白そうなテーマではあります.
もう一つは「リーダーシップ教育に家族の概念(メタファー)を取り入れたらどうだろう」という若手研究者の提案で,よくわからないところがあるけれど面白そうな着想に思えました.つまり家族のなかにも自分が選べる人(典型的には配偶者,部分的には子供)と選べない人(典型的には親と兄弟姉妹)が居て,そうした混合のなかでのコミュニケーション理論は蓄積があるので,リーダーシップについてもそれを転用できるのではないかということのようでした.
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