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2018年3月11日 (日曜日)

白石典義教授最終講義

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昨日は立教経営の初代学部長・白石典義教授の最終講義でなつかしいマキムホールの教室にお邪魔してきました.講義とはいっても,もともとのご専門のファイナンスの話は最小限で,経営学部の創設や体育会の活性化など,2005年以降のことが中心でした.小生はちょうど白石さんご自身の印象深くご記憶になっている時期にご一緒できてよかったと思います.社会学部長でありながら社会学部産業関係学科の使命が終わったと見切り,同学科を廃止する方向で,新しく経営学部の創設を構想して,しかもそれが尖った特色をもつ学部でなくてはいけないとゴールを定め,学内の長い交渉を経て実現まで持ち込んだのは,先見性と交渉力のたまものでしょう.白石さんは立教のご出身で愛校心はもちろん強いのですが,その愛校心がビジョンを歪めるようなこと(例えば,よくあるように母校への評価が甘すぎたり過度に保守的であったり)が全くなかったのも凄いところです.

その尖った特色のうちの一つになることを意図したビジネス・リーダーシッププログラム(BLP)を任されて,小生は幸運でした.BLPは,初代学部長の白石さんにとっては「駄目かもしれないし大化けするかもしれない」というハイリスク・ハイリターン・プロジェクトのつもりだったということは後からうかがいました.鳴かず飛ばずの最初の数年にもまったく介入することなく見守ってくださったことも助かりました.

ちなみに,最終講義という機会は,白石さんのように定年までつとめた方だけに与えられるもののようですが,仮に私が立教大学で最終講義をせよと言われたときのことを想像すると,おそらく『大学教育アントレプレナーシップ』に書いたことをそのまま話し,最後にBLP/GLP主査の後任のかたの紹介で締めくくると思います.間もなく御本人から公表されると思いますが,後任には,私の最後の仕事として,知名度でも実力でも私より遥かに上のかたにお願いすることができたので,後顧の憂いは全くありません.

私自身は別の大学でまたもやゼロから始めて2年,まだ地を這っているような状態ですが,立教とともに,日本の若者のリーダーシップを涵養するという大きなゴールに少しでも近づくことに貢献できたらと思います.このゴールを設定できたのも,立教経営の初代学部長白石さんの与えてくださった機会のおかげでした.


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