LDとODの随伴性、分離の必要性
いまBLPのSA/CA/教員で合宿中なのだけど、連続して長時間経営学部のSAたちと一緒に過ごしてみると、経営学部が良くも悪しくも特殊な環境を提供していることがわかる。
特定メンバー(例えば同じ学部)でリーダーシップ教育(LD)授業を繰り返しおこなっていくと、もれなく組織開発(OD)的果実もついてくる。LDにODが随伴してくるのである。そうした環境のなかで、ある学生がリーダーシップを発揮しやすい理由は、その学部(組織開発された)に居るせいなのか、それとも自分の個人としてのリーダーシップが向上したからなのか、識別しにくくなってくるという面がある。そこで、一人で外に行ってもリーダーシップを発揮できるようにするには、上記の組織開発的果実を敢えて分離・除去した状況でリーダーシップ発揮を発揮する経験を積んでもらったり(例えば学外での他流試合)、あるいは少なくとも自分の現状のリーダーシップ発揮が、過去の組織開発の成果に負うていることを意識させる必要があるのではないか。これも一種の学び直し(unlearning)か?
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