LD発、OD経由、FD行きの旅
明日のワークショップの準備をしていて思いついたことがある。(1)いつも職場や学校で顔を合わせているメンバーでフィードバックし合いながらリーダーシップ開発をおこなえば、それは自然な形でOD(組織開発)になる(アクション・ラーニングも同様)。ふだん会わない人とリーダーシップ開発をおこなえば(講習会とか集合研修)その限りではない。
(2)大学でいつも顔を合わせる学生同士でリーダーシップ開発を行なえば、それは学生の組織(学年とかクラスとかゼミとか)の開発になる。毎年続けていればそれが組織文化の形成にも影響する。
(3)そのリーダーシップ開発プログラムを実行するうえで学生と教員の相互フィードバックを組み込んでしまえば、教員たちを含んだ学部の組織開発になる。教員たちが学生を巻き込もうとして学生に巻き込まれる形での組織開発である。実はこれが最も自然なFD(教員の能力開発)なのではないか。
(4)つまり、「リーダーシップ教育(LD)発、OD経由、FD行き」の旅である。少し前に書いた"No OD, no FD."はこの旅の一部なのではないか。実は立教経営の12年間にBLP周りで起きてきて、いまも起きている最良の部分のエッセンスはこれじゃないか。
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