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2015年10月24日 (土曜日)

ag leadershipの由来

ag(ricultural) leadershipについては以前にも少し書いたが、今回、VirginiaTechで専門家に話を聞けた。もともと、米国で農業に従事する人たちは、土地を自分で買って、あとは何をどう植えようが耕そうが自由で、誰にも依存しないで生きる独立独歩の傾向が強かった。ところが、政府の各種規制(農薬や土壌汚染など)が出てきたり、企業(バイオ、遺伝子組み換え)や需要家団体との交渉が必要になってくるなど、多数のステークホルダーと交渉・相談・連携する場面が増えてきたので、対人スキルが必須になってきた。1950年代にケロッグ社が大学に資金を提供して、大学に「農家のためのリーダーシップ」の講座を作るようになり、もともと農学部重視だった州立大学にはそれが典型的に現れた(ケロッグはコーンフレークで有名な企業だが、大学との連携にも熱心で、ノースウェスタン大学にMBA課程も作った)。というわけで、最近になって急にブームになったわけではないという話。なお、予想どおり、農学部で教えられてるリーダーシップが、他の学部や大学全体で教えられているリーダーシップとは何ら変わるところはない。

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