PM理論とリーダーシップ最小3要素
BLP同僚の舘野さんがチーム状態の改善のためのヒントとして図解をしてくれたので、それに触発されて考えたことを共有します。
1) この図は、PM理論に基いて、P(performance:成果達成)とM(maintenance:人間関係構築・維持)の高さによってチームの状態をPm(左上),pM(右下),pm(左下),PM(右上)に分類したもの。
2) 4つの分類だけで終わってしまうとつまらない(実用的価値がない)ので、「一言アドバイス」にあるような「行動」でチームをなるべく右方向・上方向に持っていくことが大切。
3) (ここからが私の考察) これに関連して、右方向に持っていくときにはどんなリーダーシップ行動が必要なのか? 上方向に持っていくときにはどうか? それぞれについて目標設定・率先垂範・同僚支援が要りますね。例えば、学生のグループで最も多い3の状態を4の状態に持っていくには、(例えば)(1)新しく発生した、誰の仕事か分からない仕事をお互い放置しないことにしようと提言し(目標設定)、(2)自らそのような仕事を1つ引き受け、それを報告(率先垂範)、(3)同時に発生した別の仕事があったら「誰かこれやってくれないかな、私も手伝うんで」と呼びかける(同僚支援)。また、ときどきある2の状態のチームを4に持っていくには、懇親会の企画について、やはり目標設定・率先垂範・同僚支援ができますね。(2015年4月29日)
| 固定リンク
「01. 教室の内と外」カテゴリの記事
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- 魔の11人?(2020.07.22)
- 早稲田大学でのアクションラーニングの歩み(2016年6月-2020年7月)(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- またもやPBLの置き場所について(2020.01.19)
「05. Leadership」カテゴリの記事
- note試運転中(2022.02.23)
- 「心理的安全性」より「衝突安全性」がよいのでは?(2021.10.11)
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- ILA理事就任(2020.07.23)
- 魔の11人?(2020.07.22)
「05b. Active Learning」カテゴリの記事
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- 魔の11人?(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- またもやPBLの置き場所について(2020.01.19)
- 早稲田LDPにおけるアクションラーニングの意義(2019.12.28)