10回目の経営学部ウェルカムキャンプ
4月4日東京ビッグサイト。経営学部ウェルカムキャンプは10回目。主要なコンテンツとして、BLPの最初の科目BL0(1年次春学期)を前倒ししたミニプロジェクトを行うのだが、クライアントの社員のかたが非常に有益な情報満載のプレゼンテーションをなさっているのに新入生はメモをとろうとしない。途中で上級生が「それでは引き続きメモをとっていきましょう」と促して、「えっ」という感じでざわつくも、そこで本当にメモをとり始める学生はまだ5人に1人程度。例えば2年生ならこういうことはあり得ないので慌ててしまったが、振り返ってみるとこれはデジャブ感満々のことだった。というのは、冬から春にかけて進級したり卒業したりの学生を見た後に新入生ウェルカムキャンプに行って新入生の様子を見ると、こうした強烈な段差を感じるのが常だったのだ。デジャブなのはこの段差であり、段差は裏返せば成長幅、われわれのミッションは成長の支援なのだった。
成長支援といえば、80年代の映画「愛と青春の旅立ち An Officer and a Gentleman」の最後のほうを思い出す。訓練担当軍曹(Louis Gossett Jr.)が、訓練期間終了と同時に一夜にして将校つまり自分より上官になった自分の教え子Richard Gereたちを敬礼とともに送り出す。すると同じ日の午後には、また新たなひよっこ士官候補生の一隊を迎える。そして軍曹は平然としかし熱烈に、またイロハのイから始めるのであった。
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