他大学教員をBLP教員としてお迎えします
BLPが新しい企画を始めます。4月からのBLP授業に初めて他大学の専任教員にクラス担当として入っていただくことになったのです。これは各方面で驚くべきこととして受け取っていただいています。「最初に聞いたときわが耳を疑った」とか、「なんとBLPが大学の壁を超えてしまった」とか。もちろん、大学の教員が、自分の本務の大学とは別の大学で兼任(非常勤)教員として教えることは従来でも全然珍しくないのですが、BLPの場合、リーダーシップスキルの獲得を教育目的とした、他の大学には無い科目群(プログラム)なので、大学経営・学部経営としては、他の大学にはない独自のものとして、どちらかというと他にはノウハウを公開しないパテント型の運営をするというのが普通の考えです。しかし、BLPはかなり有名になり、一昨年度あたりから毎週のように参観のかたが訪れるようにもなり、高い評価をいただくようになりました。そこで、我々は、成果目標を「他の大学にないリーダーシップ・プログラムであり続ける」ことから転換して、「日本全国の大学にリーダーシッププログラムがある状態」を新しいゴールとし、そのためのセンターとして積極的にノウハウを公開し普及に努める方向へ舵を切り替えることにしたのです。
そのための具体的な方法として、他大学でリーダーシッププログラムを始める計画がある教員や、アクティブラーニングについてノウハウを交換したい教員に、実際にBLPの科目の教員になってもらいます。特に、BL0,1,2のような、同時に多数のクラスが開講されている科目では、教員やSAが授業直後に一堂に会して授業改善ミーティングを毎週開いていますので、このミーティングにも併せて必ず出席していただいけばお互いに学ぶところ大でしょう。通例、非常勤の教員に授業コマ以外にミーティングで毎週拘束するのは非常識ですが、今回来てくださることになった方々は快諾してくださっています。来年度春学期には、國學院大学と成城大学の専任教員のかたがBL0のクラス担当になることが内定しています(さらに増える可能性もあります)。私は、来年度はBLPのクラス担当からは外れて、いろいろクラスにお邪魔して勉強しようと思っています。
さらに、次のステップとして、BLPの授業で使うスライドをクリエイティブ・コモンズのように公開して、改善提案を求めるような方法も探しています。
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