UCSD訪問
きのうは私立University of San Diegoに行ってきましたが、続けて本日はもう少し北方の郊外にあるUCSDカリフォルニア州立大サンディエゴ校でした。キャンパスに着くなり既視感があり、巨大州立大によくある作りになっているのが分かります。UMSL(ミズーリ州立大セントルイス校)やUH(ハワイ州立大マノア校)、メリーランド州立大カレッジパーク校、バージニア州立ジョージ・メーソン校等に行った時とよく似た感じです。キャンパス中心部にUniversity Centerがあり、巨大な学生食堂があり、上階に学生部Student Affairsがある。これも同じです。学生は州立大の常でアジア系がかなり目立ちます。きょうはこの学生部がおこなっている単位なしのリーダーシップ授業を見てきました。たまたま屋外でゲームを行う日で、3つのゲームを通してKomivesさんのテキストで学んだことを復習するという授業内容でした。ハワイ大学の場合は学生部主催ではあっても、ライティングの授業を兼ねているので、単位になる正規授業ですが、ここの場合は全く単位にならないし、急にその日から飛び入り参加も可能という作りなので、教員からすれば積上げ式よりは読み切り式にしなくてはいけないという厳しい制約がありますが、学生は単位目当てではないので何かを学ぼう、自分を変えたいと思っている様子はありました。
使っているゲームはいずれも初めて見るものでしたが、日本人学生だとスッとできてしまうに違いないものばかりだったので、授業が終わってその旨感想を言うと、まだまだある、と分厚いゲーム集を見せてくれました。単位無しでもしっかりリーダーシップ論のテキストを使ってゲームの振り返りしているところは見習わねばならないと思いました。コミベスさんかノースハウス教授のテキストをどなたか翻訳してくださらないものでしょうか。コッター、ベニス、バダラッコ、ハイフェッツ、マッコール等などは必読(いずれも翻訳あり)と思いますが、リーダーシップ開発入門者の教科書というよりは個別話題の専門書寄りです。
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