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2014年7月 3日 (木曜日)

Silent class in Tokyo

今週のGL101授業でsilent class初級篇をやってみました。GL101は先週土曜日に本選を終えてあとたっぷり三回振り返りとフィードバックで昨日はその一回目。初級篇と言ったのは、冒頭のチェックインは教員とSAが行なって、授業用スライドがあること、文房具もあることを示唆してから沈黙する点。たぶん中級篇は、教員は来るがずっと黙っていて、最後にリフレクションを行うというハイフェッツ式。上級篇は、教員は来ないでカメラが回っている方式ですかね。

この日については、すぐ自発的にスライドをくるくるブラウズする人、司会する人、文房具を配る人が出てきて、(時間配分は甘いものの)ほぼ順調に授業が進みました。ゲスト参観者もいたので多少の不安はあったのですが、問題ありませんでした。

18:05になって、私に司会役を返してもらい、きょうの「授業」方式の意図を説明しました。リーダーシップはクラスの中でだけ発揮するものではない。教員がいないところでも、日常生活のなかでも、発揮しなくてはいけない。そして学習を組織するリーダーシップもまた然り。先月「これからは先生が用意してくれなくても自分たちで適宜リーダーシップの振り返りをしなくちゃいけないんですね。」と気づいた学生がいました。まさにその通り。「アクティブ・ラーニングとは、学生のリーダーシップを活用した学習のことである」という私の最近の持論の究極形がsilent classなのかもしれません。考えてみればsilent classという呼び方は変ですね。silent teacherですね。

そういえば、最近私の学部での専門ゼミ(他者のリーダーシップ開発がテーマ)は毎回学生がファシリテートしていて、事前に教材の読書会ビデオも撮って相互閲覧してきているし、ゼミ時間内は私は質問に答えるだけなので、だいぶ前から反転授業+silent classだとも言えます。

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