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2014年3月16日 (日曜日)

大学職員の教育上の役割・学生の学内アルバイト

 ハワイ大学に限らず米国の大学では学部学生が大勢学内でアルバイトとして働いています。ジムに行くとそこにいる係員は全員学生。図書館も一部学生。教室の鍵を開けたりプロジェクタをセットアップするのも大半が学生。Student Life and Development (学生部)にも正規職員と机を並べて大勢学生が働いています。こんなに学生に任せて大丈夫なんかいな?と学生部の職員に尋ねたら、「教育上の目的でそうしている」と。「だから彼らが経験不足で失敗したら(実際失敗は多いんですが)、罰するとかクビにするとかではなく、ここから何を学べるか?と言語化するのが第一です」と職員が答えていました。日本でも学内で学生バイトを使う大学は多いですが、職員がここまではっきりと、建前上も実質上も教育を担っているという例は少ないのではないですかね? へたすると、「学生と接するのは教員でなければならない。職員はカウンター越しにのみ学生と応対すべし」みたいなスタンスになって、教員や外部委託企業の社員に学生応対を任せがちではないかと見えます。(関西では同志社大と愛媛大が中心になって職員のstudent servicesを研究するネットワークがあると聞きました)
 リーダーシップ教育については、米国の大学のリーダーシップ・プログラムは経営学部と学生部のどちらかあるいは両方にあることが多くて、学生部のほうは職員(のうち主にPhD持ちの人)が教員役をしていることが少なくないのも、職員も教育に直接関わるという考えからすると自然なことなのかもしれません。もっとも、別の機会にも書いたように、リーダーシップが「専門知識として」教えられるべきなのかどうかについては論争中の大学も多く、そこではリーダーシップ教育の「専門科目としての」legitimacyが問われるわけです。

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