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2014年3月15日 (土曜日)

サンノゼの入国審査窓口にて

2月にスタンフォードに行ったときのこと。
指紋や顔写真撮影、訪問先、滞在日数などの申告を終えて

審査官「職業は?」
私「大学教員」
審査官「専門は?」
私「リーダーシップ」
審「お〜」
私「まだ日本ではそれほど認知されていないんだ」
審「そりゃまたどうして?」
私「日本ではまだ権限やカリスマ性とくっつけて考えることが多いからね。アメリカ人のリーダーシップはそうじゃないでしょ」
審「確かに。そりゃだいじな仕事だ。Good luck!」
私「ありがとう。では」

入国審査官は職業を訊いてくるのでそれがきっかけでこういう会話になりやすいようで、他の空港(ニューヨークだったかシカゴだったか)でもそんなことがあった。銀行で口座を作るときにもそんなことがあったし、タクシードライバーには、質問されたのでリーダーシップミニ講義をしたら料金をまけてくれたこともある。「専門は?」と訊かれて例えば「経済学」とか「金融論」と答えていたら、会話はあまり進展しなかったと思う。リーダーシップという言葉がごく普通の日常会話で使われていて、しかもリーダーシップが偉い人たちのものではなく自分たちの間にあるものなのだという認識が共有されているのだろう。

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