大学教育アントレプレナーとは誰のことか?
大学教育アントレプレナーとは誰のことか? 新しい教育手法を発明する、というよりも、それを実際に授業に導入することを大学の中でやろうとすると、さまざまな障害や抵抗がありますよね。お金はないし、人も足りないし、制度も対応していない。
それを、あるときは手弁当で、またあるときは同志を探して連携し、公式でないルートでリソースを貸してもらったり、要るものはなんとか調達して、やっと成果を出せるようになると、公式に追認されて利用できるリソースが増えてくる。こういう過程はアントレプレナーシップと呼ぶほうがいいと思うのです。ですので、全国の大学で教育成果をあげるためにそうした創意工夫や苦労をなさっている教職員を大学教育アントレプレナーと呼んでいます。
日向野著『大学教育アントレプレナーシップ』ナカニシヤ出版、6月刊、1,200円
Facebookページ
| 固定リンク
「01. 教室の内と外」カテゴリの記事
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- 魔の11人?(2020.07.22)
- 早稲田大学でのアクションラーニングの歩み(2016年6月-2020年7月)(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- またもやPBLの置き場所について(2020.01.19)
「07. 本と言葉」カテゴリの記事
- 高校生からのリーダーシップ入門(2018.12.09)
- 新刊『リーダーシップ教育のフロンティア』(舘野・高橋編著,中原監修・著,北大路書房)(2018.06.01)
- AOPで始める自炊用パスタのレシピ(付録):イタリアン巨匠たちのレシピ本(2017.11.08)
- 「リーダーシップの探求」訳者はしがき予定原稿(2017.03.09)
「05. Leadership」カテゴリの記事
- note試運転中(2022.02.23)
- 「心理的安全性」より「衝突安全性」がよいのでは?(2021.10.11)
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- ILA理事就任(2020.07.23)
- 魔の11人?(2020.07.22)