大学教育アントレプレナーとは誰のことか?
大学教育アントレプレナーとは誰のことか? 新しい教育手法を発明する、というよりも、それを実際に授業に導入することを大学の中でやろうとすると、さまざまな障害や抵抗がありますよね。お金はないし、人も足りないし、制度も対応していない。
それを、あるときは手弁当で、またあるときは同志を探して連携し、公式でないルートでリソースを貸してもらったり、要るものはなんとか調達して、やっと成果を出せるようになると、公式に追認されて利用できるリソースが増えてくる。こういう過程はアントレプレナーシップと呼ぶほうがいいと思うのです。ですので、全国の大学で教育成果をあげるためにそうした創意工夫や苦労をなさっている教職員を大学教育アントレプレナーと呼んでいます。
日向野著『大学教育アントレプレナーシップ』ナカニシヤ出版、6月刊、1,200円
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