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2012年12月16日 (日曜日)

GLP発足(2012年7月22日)

立教に勤めて7年目、BLPが一応の軌道に乗ったところでサバティカルをいただいて、主にアメリカのあちこち(ホノルル、デンバー、サンノゼ、リッチモンド、ワシントンDC、ボルティモアなど)の大学や学会を訪問しては日本に戻り、常時時差ボケのような生活をさせてもらっている。9月下旬にホノルルから戻りそのサバティカルも終わる。サバティカルから復帰するのが嬉しいという大学人はあまり居ないと思うが、私は幸運にも復帰が少々楽しみにも思える仕事をいただいた。立教大学にグローバル人材育成センターCenter for Global HRDが設立され、私はその中のグローバル・リーダーシップ開発部門を任されて、何人かの教員と一緒に、2013年4月から授業をいくつか開講するのである(GLP)。昨日は太刀川記念館でそのセンターの第一回準備会合があった。
 GLPの対象は全学部(一部の科目はBLPとほぼ同内容なので、その部分は経営学部生は履修できないかも)。GLPは2つの性格を持っていて、初級篇では、経営学部BLPの授業をカスタマイズしたものを全学部の学生向けに展開していくこと。もうひとつは、上級篇では、英語で開講し、「多国籍チームでのリーダーシップ」を発揮できる人材を育成すること。第一のほうは、3-5月にメリーランド大、ジョージ・メーソン大、ジョンズポプキンズ大、サンノゼ州立大などを訪問して帰ってきてから"経営学と関係ないLeadership Minor"が面白いんじゃない?とブログにも書き、学内でもやりましょうよやりましょうよとお願いして回っていたものなので、願ったりかなったりである。第二のものは、経営学部内でも行おうと考えていたものが一足先に実現する形だが、GLPでも、この部分の実際の開講は2014年度かそれ以降になるから案外経営学部内と同時期になるかもしれない。
 6年前にBLPをスタートしたときと同様に、このGLPも他大学にはない特色を持たせるつもりだ。まず「リーダーシップスキル」にフォーカスするので、東大や早稲田のような、「最初から将来のリーダー候補と思われる人を集めて授業して、それをリーダーシッププログラムと称する」ような多くの例とは内容がまったく違う。第二に、学生の出身学部や学年の多様性をフルに活用するためにクラス分けやグループ分けを工夫する。将来は他大学からも学生を呼ぶかもしれない。第三にアクション・ラーニングを多用する。何度も書いてきたようにアクション・ラーニングは質問によるリーダーシップ養成であるから、質問力さえあれば英語が発展途上の人でも多国籍チームでそこそこのリーダーシップを発揮できるのではないかと思われるからである。
 BLP立ちあげと同様、予想しない困難が待ち構えているだろうことはほぼ間違いなくて、そのたびに臨機応変に対処するしかない。特に関係各部局の職員のかたがたにはくれぐれもご協力をお願いしたい。
 三年後の夢は、GLPの最終科目(仮称GL302)を、海外の提携大学のリーダーシッププログラムとのjoint capstone courseとして、ホノルルのEast-West Centerで開催することである。アメリカ本土の大学とジョイントするならホノルルは地理的にちょうどいいし、まさにEast meets Westだからである。実はEast-West Centerにはもう非公式にだが「こうなったらいいね」と話して快諾をもらってあったりする。

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