建物も出身国も多様
この写真は経営学部の近くにあるSchool of Healthの建物だったと思いますが、経営学部の建物と全然調和していないですね。駅寄りには立派な図書館があるのですがウルトラモダンで、これまた全然別傾向。全体の統一感とかbig pictureとか無しに各部局が土地と予算を与えられたらそれぞれ勝手に作っているんじゃないかと思えるくらい、ダイバーシティのある建物群です。今まで訪問した米国の大学のなかでも最もchaoticと言えるかも。
ダイバーシティといえば、このキャンパスは人種・出身国が多彩で(たぶん授業料が格安なせいもあるかもと思いますが)、例えばワシントン・ボルティモア地区で訪問した3つの大学では白人がマジョリティで少しのアジア系がいたという様子でした。しかしここでは白人はむしろマイノリティです。Oslandさんによると「出身国について、You name it, we have itと言えるくらいダイバーシティがある」。彼女はそれをフルに活用してグローバル・リーダーシップ・プログラムを展開しています。つまり、学生は、留学しなくてもこのキャンパスにいながらにして多国籍環境があるので、授業では容易に多国籍チームを作れて、あとはグローバルな企業や組織で働く環境に近いシミュレーションになるようなグループワークなりプロジェクトなりを用意すればいいということです。その意味では、このキャンパスでの全学的なリーダーシップ・マイナー(副専攻)は、幸運にもキャンパス内ですら「グローバル」を冠する必然性があるとも言えるでしょう。なお、お世辞かもしれませんが、授業設計にあたってはBLPも参考にしたと言ってくれていました。
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