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2012年5月24日 (木曜日)

ASTD Certificate Programs

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(デンバーでのCoaching Certificate講座にて。左から、ベネズエラの社長さんFernando、私、ミネソタ大学公開講座の講師Maxine(名札の主のポルトガル系ハワイアンCherieは離席中)、サウジアラビアから来た無口なAbdullah)

ASTDの認定講座の「アクション・ラーニング」と、「コーチング」(いずれもまるまる二日間)を受けましたが、講師の優秀さ、参加者の熱心さや発言量が印象的でした。講師は熱心な受講生たちに鍛えられてきたという面があると思います。アクション・ラーニングのほうはWIAL(世界アクション・ラーニング機構)、コーチングのほうはWLP (Workplace Learning and Performance)という団体が教材を作り講師を派遣していますが、初級講座以上のレベルのものを受講したければ、ASTDではなくそれぞれの本体で続きを受講するようです。初級レベルのものをASTDの認定講座として提供できるということは米国で業界標準として認められるということのようなので、そこに至るまでの競争も激しそうです(コーチングのほうはもう一つInternational Coaching Federationという団体もあり、WLPの言い分ではICF寄りもビジネス用途にフォーカスしたコーチングなのだいう話)。
 日本人は勉強するの好きですから社会人の学習意欲にこたえるサービスは堅い需要があると思いますし、これからは日本発やアジア発のものも出てくることを期待しますが、米国発の教材については、日本国内の業者さんの話を聞く以外に、直接ASTDの認定講座に出かけて初歩だけでも勉強してみるほうが、業界標準がどんなものかつかむうえで良いのではないかと思います。
 いまはアクションラーニングの第一人者として有名なマイケル・マークァード教授は、勤務先のジョージ・ワシントン大学に「アクション・ラーニングについて授業を担当してくれ」と言われて「なにそれ?」という状態だったそうですが、ちらっと調べてみてこれは面白そうってことですぐ英国に飛び、始祖レグ・レバンズに面会し、本格的な研究を開始したのだそうです。その後、始祖レバンズのアクションラーニングよりはオペレーショナルでビジネスにしやすい米国流アクション・ラーニングを築き上げることになりレバンズ氏とは疎遠になるのですが、「なにそれ?」状態からすぐ英国に飛ぶという行動力は良いですね〜
 ちなみに、ASTDはHR系のひとが多いせいか、社交的な優しい人が多くて(女性比率も高い)、周囲に溶け込みやすい気がします。10月のロンドンのInternational Leadership AssociationはHRばかりじゃないと思うのだがまあだいたい同じ傾向を感じました(女性比率はASTDほど高くはなかったですが、もしかしてそれはold schools of leadershipが混在しているせい?)。また、ASTDの中でも大学関係者だけが集まる招待制の会合があって、そこだとやっぱとっつくにくいひとの比率が急上昇してしまいます・・

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