アクションラーニングの賞をいただきました
11月10日、立教大学経営学部BLPは、日本アクションラーニング協会の2011年度エクセレントプログラムアワードをいただいた(アウォードのほうが英語には近いと思うけど、というのはあまりに学者的なツッコミなのかも)。2008年冬から協会の認定ALコーチ養成講座を受講し始め、その後かなりの手間と時間をかけてBLPに導入してきただけに、大変嬉しい。最初このお話があったときは、いままでの受賞者が全て企業であっただけに、大学のプログラムに授与されるとのことで驚いた。しかしこれまでこれまで何回も書いてきたようにプロジェクト型の授業(project-based learning)での指導には適切な質問で介入することは非常に効果のある方法で、それだけに適切な質問をおこなうスキルを磨くことが重要になる。協会が推進している質問会議は、適切な導入と振り返りを付与することによって質問力養成の強力な環境になり、さらに私は、英語での質問会議の練習は、日本人が多国籍企業チームの中でリーダーシップをとるために効果的なのではないかとも考えている。質問する英語のほうが主張する英語よりはるかに語学的には容易であるし、質問会議では短い質問のほうが良いとも言われているので、敷居はさらに低くなる。今後は、こうした、非ネイティブスピーカーが質問力によってグローバルリーダーシップを発揮する練習という方向を強化していきたいと考えている。
| 固定リンク
「01. 教室の内と外」カテゴリの記事
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- 魔の11人?(2020.07.22)
- 早稲田大学でのアクションラーニングの歩み(2016年6月-2020年7月)(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- またもやPBLの置き場所について(2020.01.19)
「05. Leadership」カテゴリの記事
- note試運転中(2022.02.23)
- 「心理的安全性」より「衝突安全性」がよいのでは?(2021.10.11)
- Zoom as an Equalizer(2020.07.30)
- ILA理事就任(2020.07.23)
- 魔の11人?(2020.07.22)
「05a. 質問会議/ Action Learning」カテゴリの記事
- 早稲田大学でのアクションラーニングの歩み(2016年6月-2020年7月)(2020.07.22)
- 双方向ライブ型オンラインのリーダーシップ開発授業開始(2020.05.16)
- 早稲田LDPにおけるアクションラーニングの意義(2019.12.28)
- 権限ある人が「権限によらないリーダーシップ」を学びに来る(2019.09.23)
- カンザス州立大訪問記(9/10)質問会議と総括(2019.03.11)