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2010年3月28日 (日曜日)

冬のピザの試練再び

先週、大学の体育会テニス部の合宿に行ってきた。テニス部の副部長になってから二年以上経つのだが、まだ一度も合宿に行ったことがないので、一度くらいはどんなものか見ておこうと思った次第。東伊豆の稲取にあるスポーツヴィラというところで、これは実はルネッサ系列だったのが、伊豆バイオパークを持つ会社に買収されて名称も変わったらしい。稲取は、都立大@八王子時代に2泊3日の合宿に来たことがあったが、最近は遠ざかっていた。
 体育会の練習はハードだから最後の晩にお邪魔して料理でもして慰労しようと鉄鍋を送っておいた(あの重さと大きさのローラーダッフルを千円ちょっとで送れるのは助かる)。料理をする部屋に風呂がありますというから、例によって風呂でピザ生地を膨らませればいいと思っていたら、「いやバスタブはないんです」というのが最初の難関。しかも行きに池袋で買ったドライイーストがいつものと違って「英国製の強力なものです」ってのがどうも変で全然膨らまない。バスタブがないので洗面台に栓をして湯を張ってボウルをうかべるものの栓が甘くて湯がなくなっていくため温度が安定しないからますますいけない。
 13人の部員に最初の鶏・キノコ・チーズの蒸し焼きを供したまでは良かったが、ピザ生地が全然膨らまないため、第二のおかずを作るのはあきらめ、急遽予定を変更してパスタを連続して作らざるをえなくなった。500gのパスタをゆでること三ラウンド、合計1.5kgのペンネをジェノベーゼ、アラビアータ、アーリオオーリオペペロンチーノで次々出してもまだ食べるスピードが落ちず、ゆでたズッキーニと茄子をワインビネガー味で出し、あと500gのスパゲッティーニを残すのみとなったとき漸く落ち着いた。
 さすが体育会諸君の食欲は凄いと思ったらまだその後がある。いったん解散したあとピザ生地が心持ち膨らんできたので、下級生を部屋に返し4年生とコーチたちだけで膨張率の悪い生地でピザを作って食べてみたら、いつもような軽くてぱりぱりというのとは違って食感は重いが味はなんとかなる。用意した800gを5人くらいでほぼ完食。生地が半端にしか発酵しない場合でも焼けば何とか食べられるというサバイバルtipを学ぶ。

【追記】その後、学生の発案で、炊飯器の保温機能を使えば、簡単に発酵させられることが分かりました(2012年5月)。

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