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2009年1月24日 (土曜日)

紙の手帳とiPhone

Moleiphone

紙のノート類は何を使うか、高校生の頃から、いや中学生の頃からずっと関心事でしたが、ここ十年以上はシステム手帳のバイブル型かミニ6穴かという変動が あった程度で落ち着いていました。MacBookやMacBookAirを持ち歩くようになってからはさらに関心が薄れていました。

というのも、さまざまな仕事を別々のグループの人と、同時に多数並行して進める必要上、37signals社の Basecampのようなウェブベースのプロジェクト管理ブログやBackpackに全てを記録するようにしたからです。(BackpackはEvernoteに似た使い方ですが、iPhoneに特に対応しているわけではなく、またオフラインでも使えるわけでもありません。なので、もしかするとBackpackからEvernoteに引っ越しを考えたほうがいいかもしれません)

ところが、パソコンを開く間もない立ち話で重要なインプットを受けることが頻繁にあり、「あとで部屋に戻ってから記録しよう」と思っていると忘れてしまうことがよく起きて、他人にも迷惑をかけてしまうようになりました。インプットを受けたらその場でさっと取り出して(というかいつも手に持って)鉛筆で書き込める手帳がどうしても必要になったのです(iPhoneの文字入力を練習して将来充分速く入力できるようになればいいのですが、そうなるまではやはり紙でしょう)。長く使っていたバイブルサイズの手帳を主に使い始めたのですが、こうした目的のためにはいくつか欠点もあります。

(1)一日一ページのリフィルがバイブルサイズでは非常に少なくなってしまった。多くの人が予定表として使うようなので、日付入りで一日一ページのいわば航海日誌風のもの(ジャーナルまたはログ)はファイロファックスのえらく高いものくらいしか見あたらない。A5サイズのものならばあるが、A5では大きすぎると感じられる。

(2)立ったまま書くには表紙が相当程度硬い必要があるが、意外にもそうしたジャケットは少ない。主流である革のものは大体強度不足に感じられるし、リフィル残り枚数が少なくなってくると、カバー裏のクレジットカード入れなどの凹凸が筆記の邪魔になる。

(3)メモパッド型のリフィルは最後のページが厚いボール紙なので強度が充分あるが、書いた後に一枚一枚はがして別保存(または処分)するのが趣旨なので、日付が入っていない。Rhodiaはお洒落で魅力的だけど、同様の欠点がある。

というわけで、目下Moleskineのdaily(ハードカバー、A6)を試用中です。ペン刺しが付いていないので標準で付いているゴムを斜めがけしてシャープペンシルをはさんでいます。名刺入れと一体になっていて本体にはさみこむようなペン刺しも試したのですが、外で開くときに邪魔になったり落ちたりするので、こうしたややワイルドな方法になっています。どなたかもっと良い方法、もっと良いノートがあったら教えてください。

ただ、どんな紙製品を使うにせよ、肝心なのはパソコンなりiPhoneなりを使って、定期的に紙のメモの必要部分をデジタルに直しておくことでしょう。これをさぼったら、後から検索するのは至難のわざですね。デジタルでの検索に慣れてしまうと特にそのように感じます。

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