« 企業の不払いと倒産(金融入門の入門1-8) | トップページ | アクションラーニング »

2008年12月24日 (水曜日)

ピザ号の沈没

 

3137580586_761f3ab73d

気温が低いときにピザを生地から作るには、たっぷり湯を張った風呂にボウルに入れた生地の塊を浮かべて2時間くらい放置することにしていました。ところがここ2回冬に連続して(昨冬と先週末)ボウルごと転覆して、ピザ生地の塊が風呂の底へ沈没してしまうという事故が起きてしまいました。まいったまいった。(なお上の写真は事故機ではありません。念のため)

転覆したのは、湯を風呂に注ぎ続けていると、滝壺と化した蛇口下にボウルが引き寄せられて湯を浴びるせいだろうと前は想像していたのですが、ここ2回については湯はしっかり止めていたので原因は別のようです。転覆の瞬間を見ていないので確実なことは言えないのですが、どうやら、順調に発酵が進んで生地の塊が膨れあがり、ボウルの外側にまではみ出したために船体がバランスを崩して文字通り転覆したようなのです。

 教訓1(再発防止篇):発酵が順調に進めば生地の塊は二倍くらいに膨れあがるので、ボウルの底で生地の周囲に充分スペースを残すように生地を置く こと。大量に作るときにはボウルをいくつかに分けるとよさそうです。今回は普通の大きさのボウルに800g(約10枚分)を置いていて、発酵前から満員状態でした。

発酵前。これは転覆しなかったときの写真で、かなり隙間があります

ファイル名

発酵後。これくらい余裕があれば転覆しなかったでしょうが、今回は写真よりもっと小さなボウルでした。

ファイル名

 教訓2(サルベージ篇):あわれ海底に没したピザ生地の塊は、発見次第回収すれば、少なくとも一部は使用可能です。没した塊も部位によってダメージが異なり、グチャグチャになっている部位を捨てればなんとかなります。表面をこそげ落とせば衛生面からも安心できます。そのためにも、湯がもったいないからといって入浴後の風呂などを使わない(!)ことが大切です。(そもそも入浴後の湯では温度が低すぎますね。2時間放置するので入浴用よりも高温のほうがいいようです)

【追記】その後、一緒に作った学生の発案で、炊飯器の保温機能を使えば、沈没の危険なく、サルベージの苦労もなく、陸上であっさり順調に発酵できることが分かりました(2012年5月)。

|

« 企業の不払いと倒産(金融入門の入門1-8) | トップページ | アクションラーニング »

03. 食べる・飲む・作る」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ピザ号の沈没:

« 企業の不払いと倒産(金融入門の入門1-8) | トップページ | アクションラーニング »