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2008年10月19日 (日曜日)

早い就活と大学のミッション

今の三年生の就活はもう始まってしまったようです。不況の予感から学生のほうが早く動き始めているせいかもしれません。とはいえ年々早まっている様子なので、このまま早期化が続いていけば、いずれ、いったん他社に三年次に内定した学生を四年次で引き抜き合うようなセカンドマーケット(?)ができて、企業・学生学生双方にとって(大学にとっても)とてつもない負担になるかもしれません。
 いったんそうなってから企業(の一部)が自主的な経営判断で高学年のみでの採用に戻るのでしょうか。あるいは政府が介入して、再び採用協定の監視役に戻るのでしょうか。どちらにしても、早期に採用してもあまり良いことはないと企業が自ら気づいてくれることが重要で、そのためには、一人一人の大学生について、二年生から三年生へ、三年生から四年生へと明確な進化・成長があるため、早く採用して引き留めておいたり内定者に対して入社前長期研修を行ったりするより、大学に任せておいて四年次あるいは卒業後に採用するほうがコストも低く良質の人材を見極めてから採用できる、と企業ほか雇用者が納得することが早道でしょう。そう納得してもらうために、大学は何をすべきなのでしょうか?

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