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2006年9月10日 (日曜日)

台北の日本食

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前のエントリーの最後の写真にRoyal Hostが写っていましたが、日本風レストランは数多くあります。ファミリーレストランやMos Burgerなどファーストフードもありますし、台北中心部にはかなりの頻度でセブンイレブンとファミリーマートがあります。

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こうしたファーストフード・ファミリーレストラン・コンビニとは別に、伝統的な「内食」にも日本式はたくさんあります。店の看板に麗々しく「日式」つまり日本式と書いてあるところを見ると、「本格的」とか「高級」という意味もあるような気配です。下の写真は日本式しゃぶしゃぶの店ですね。

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こんな弁当屋も看板もあって、これは中国というより日本の弁当に近いのではないかと思えます。

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もっとも、180台湾ドルといえば日本円で600-700円ほどですから、日本国内の弁当にしても安くないので、これは日本人駐在員向けなのかもしれません。ランチとしては、こっちのデリカテッセン風のほうが中国的というか米国的というか、日本式でない感じですね。
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ファミリーレストランやコンビニは日本においてすらたかだか三十数年の歴史ですが、台北における日本食の歴史はそれより遙かに古く、遅くとも日本の統治下に入った19世紀末からでしょうから、(途中でいったん壊滅したということがない限り)百年以上の歴史があるはずです。普通の中華料理店に入っても、味がさっばりしている気がしていたのですが、現地ガイドは「それは日本食の影響です」と繰り返し言っていました。50年に渡った日本統治時代(1895-1945)の影響を好意的に受けとめる人と、そうでない人が両方居るのはほぼ確実です。

しかしそれとはまた別に最新の日本の流行に対しても、若い人を中心に関心が集まっているようです。日本の若い人はどうかと言えば、(「反中→親台湾」と短絡しているナショナリスト少年たちとは全く別に)、台湾南部のビーチに興味のあるサーファーや、マイルドで(ベトナム以上に)日本人に合う台湾料理・エステ・マッサージ・日本よりは多少安いブランド物・「かわいい」小物・そして近さ(航空運賃の安さ)に惹かれて女性が多く訪れているような印象です。

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