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2006年8月22日 (火曜日)

今年も日高市で講演

昨年に続いて今年の夏も、日高市ライブラリーカレッジにて講演でした(8月5日)。テキストとして、例によって講演当日の日経新聞朝刊を全員に配布してくださいとお願いしていて、当日に何が記事になるか(これまたいつものように)ドキドキしていたのですが、ちょうど開催前週あたりから王子製紙・日本製紙による北越製紙買収レースが始まっていて、当日もその記事が多数ありました。しかも、日高市ライブラリーカレッジでは一年前にも「日本を変える?」と題してホリエモン批判を行っていたので、M&Aつながりで迷わずこの記事についてそれについてお話ししました。

今回の製紙会社の場合は、ホリエモンや村上ファンドのように、日本を変えるなどと称して実はインサイダー取引を行っていたり、自分だけが規制産業(放送業界)の内側に入りたいというケースとは違って、ある業界内で既存の企業同士が海外からの競争の圧力のもとで、おそらくは規模の利益をめざして買収をしかけるというもので、外国にも普通にあるし、今後もそうだというというお話しをすると、運良く翌週あたりからは紳士服業界でも大型の買収合戦がありました。

日高市ライブラリーカレッジの特色は、市が企画しているのではなく有志が企画から会場設営までボランティアで行っていること、それから、講演を聞いてそれで終わりなのではなく、講演終了後にグループ討議がある等、極めて熱心であることです。この日も熱心な質問を多数いただきましたが、中高年の方々が多い講演会やにありがちの(実は古い学会の一部も同様ですが)、「質問のはずなのに実は自説開陳だった」発言は一切なく、厳しく建設的な内容で、大変勉強になりました。

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