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2005年11月27日 (日曜日)

Le Mekong

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Le Mekongというのは、ホテル近くにあった割合有名らしいフランス料理屋です。Leの一語でフレンチと知れ、ということでしょう。長かったフランス統治の遺産なのでしょうか、今でもこうしたレストランは多数あるようです。

ゼミ生十数人と入ってみて簡単なコースを食べてワインを飲んで20ドルほどでした。なかなか美味でした。

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国営スーパーにワインも普通に売っていました。日本で1000円のワインが2000円くらいでしたから、ベトナムの人にとってはそのワインでも日本人にとってのドン・ペリニヨン(スパークリングですが)並みの高級品かもしれませんが。

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主食はもちろん米です。メコンデルタに向かう車窓から水田が見えました。よく見ると田の真ん中に白い墓石があります。先祖の霊が田を守ってくれるという信仰ではないかと思ってガイドに尋ねてみると「まさにその通り」ということでした。米は農民の命で、ある意味で1950年代の北ベトナム政権の浸透は、共産主義が農民(小作人)革命をハイジャックする過程だったとも言えるでしょう。

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フランス料理以外にフランスを感じさせるものとして、農家の建築が西洋風、それも熱帯の植民地風だったことです。このブログで次に書く予定のベトナム戦争激戦地クチKuchi付近の農村では大小いずれもそういうふうでした。この地域が他の農村に比べて裕福なのかもしれませんが。

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古くなってきたので前側の柱・壁をまず塗り替えたのでしょう。


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門があるのはとりわけ裕福な家でしょう。


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そう考えると、高圧線の鉄塔までフランス風に見えてきます。日米で見かけたのよりもフランスで見かけたものの形に近い気がします。勘違いかもしれませんが。

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