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2005年7月24日 (日曜日)

日高市で講演

23日には埼玉県日高市の「日高ライブラリーカレッジ」で講演でした。このカレッジは今年でもう16年になるそうで、開始当初としては全国でも珍しい、市民が企画する生涯学習講座だそうです。会場は日高市公民館を借りてはいるものの、企画から運営まで全て会員の方々がなさっているとお聞きして驚きました。都立大にいた頃にも、キャンパス近隣の方々を対象にした公開講座(目黒、八王子、立川、新宿など)や、都民カレッジ(有楽町)、さらにCOEカレッジ(新宿)等の講師をしたことがありますが、講師の人選や交渉まで、聞く側の方々がなさっているという今回のような企画は初めてでした。

内容は、例によってホリエモン問題(とそれに端を発した買収防衛ブーム)です。ちょうど先週は、株式分割によって防衛をしようとした(かに見える)日本技術開発vs.夢真事件がおきました。また、西武線に近い地域なので西武鉄道・コクド問題についても関心が高いようでしたので、それぞれ簡単にふれました。

40代から70代の方が大半で、最近の傾向としては退職後の男性の比率が上昇しているそうです。社会経験の豊富な方々で、かつて社長をしていた会社の株価の動向が、社員株主の相続との関係で気になるとか、合併後の雇用整理は外資の場合でも現地の法律にしばられるのかどうかといった、具体的で鋭い質問をいただいて大変勉強になりました。

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