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2005年7月 9日 (土曜日)

川越へ出張講義

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7月7日は埼玉県立川越女子高校(通称カワジョ)に、出張講義に行ってきました。題目は「『日本を変える』? :株式会社の意味」で、ホリエモン騒動で高校生にも知られるようになった企業買収の現在と将来についてです。

カワジョにはたまたま拙著『南君の金融日誌』を読んでくださった先生や、都立大の我々の戦いのことをよく知っていらっしゃる先生がいらしたご縁などで、今回初めてうかがうことになりました。生徒の自主性旺盛、先生方も熱心、部活やイベントが盛んで、愛校心も士気も高い学校だと聞いていたのですが、講義を始める前、いや校門を通った頃からそうした気配は充分漂っていました。

『南君』の居酒屋物語では高校生にはぴったりでないし、南君には買収合戦や防衛のことは書いていないので、少し別なストーリーを作って説明しました。女性二人がパスタ屋を開業して、(新しい会社法のもとで)100万円ずつ出資して株式会社を作り、大きくなっていくけれども、敵対的買収者が現れてさあどうしよう?という話です。

60分くらい話したところで、パスタ屋開業物語のついでにパスタについて余談をし、また全員気分一新してもらって、そこからまた敵対的買収からの防衛やMBOの話までしてしまいました。話が終わった後も大変熱心・活発に、「証券取引所って上場する株をどう選んでいるんですか?」、「持株会社って財閥とは違うのですか?」「合併・買収が盛んになってアメリカの雇用はどうなったのですか?」といった実に的確な質問を沢山いただきました。立教にはカワジョの卒業生も大勢居ますし、僕の住む地域も同校の通学圏なのでカワジョのことはよく聞いていたのですが、噂にたがわぬ熱心さに大変感心しました。

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