京野菜のイタリアン
今月は京都でも学会がありました。5〜6月と9〜10月は学会シーズンです。去年の秋頃の学会では就職活動中でいろいろな人に挨拶に忙しかったのですが、今年はその点は気楽で、3月末に解散した都立大旧COEグループの元同僚とも酌み交わしました。16人いた同グループは14人までが辞めて、文字通り仙台から神戸までの間の地域にちりぢりになってしまいましたが、学会になると再会できます。都立大旧COEの仲間は一種の戦友ですので、お互いに新しい職場のことを自慢したり愚痴ったり、楽しいひとときでした。
たまたま泊まったビジネスホテルに置いてあった地元商店街の案内に「京野菜のイタリアン」の店が載っていたので、学会最終日に賞味してきました。イタリアでは使われないであろう野菜が主で(トマトは別)、面白かった。東京でもこうした日本食材によるイタリアンがありますが、値段が倍くらいします。結構暑い日でしたし、苦みのある野菜も多かったので、スパークリングワインを合わせてみたら正解でした。
京野菜のイタリアンというのはもうここ数年来ブームになっているそうで、「京野菜」と銘打つだけで観光客が全国から来るのに便乗したとしか思えない店もあるやに聞きました。しかしそういうことはどんなブームにもつきものでしょう。そう目くじらたてるほどのことではないと思います。
日本の四季の野菜や魚を使って自分で自在にイタリアンや和食を作れるようになれると楽しいでしょうね。各地の地元の食材を使った料理という(古くから日本にもあったに違いない)楽しみを、イタリア料理や「スローフード」を介して改めて知るとは妙なもんではあります・・・・
(写真はちょっと写りが悪いのですがイタリアの八百屋店頭です)
| 固定リンク
「03. 食べる・飲む・作る」カテゴリの記事
- カンザス州立大訪問記(2/10)引き続きマンハッタン市について(2019.03.11)
- Cooking in Seattle(2018.09.24)
- Evernote上のレシピ集(2018.06.03)
- AOPで始める自炊用パスタ・レシピ2週間分(その14):カルボナーラ(2017.11.08)
- AOPで始める自炊用パスタ・レシピ2週間分(その13):プッタネスカ(ナポリ風トマトソース)(2017.11.08)
コメント