« アイワイバンク蘇我店 | トップページ | 日本金融学会での報告 »

2005年5月20日 (金曜日)

2004年度internship

今年度は春休みに都立大2年生(新3年生)三人がエムスクエアー社にお世話になりました。

3amigos.jpg

●インターンから

「Don’t hesitate. Expose yourself.」
インターンシップを通して、エムスクウェアの皆様からいただいた大切な言葉です。何人もの先生方の前で自分の意見を発表する。英語の文献翻訳を完成させる。ヒアリングのために電話をかけ、実際に会いに行く。「なんでこんなに難しいのだろう、自分から仕事をすることは。」何度こう思ったかわかりません。電話の際には、名乗ることさえ忘れるほど舞い上がってしまいました。その際も、「頼む時には相手の気持ちになる。」という的確なフィードバックをして頂きました。こうして「いいものをつくろう。自分の考えを採用されたい。」という願望が日増しに強くなり、エムスクウェアの皆様が本当の優しさで接してくれていること、そして仕事に向かう楽しさを身をもって感じることができました。これほど自分が成長した日はないと思います(成清敬之、写真右)。

自分たちで地域医療連携団体を調べ、調査したい内容を考え、医師会やNPOにお話を伺いに行きました。調査項目を考える際も様々な意見がでて、どうやったら自分の思っていることを人に伝えられるか、ということを考えさせられました。目標に対して「受け身」ではなく「自分の意志で動く」とてもよい経験となりました。小林さんが「自分が人の役に立ちたいと思ったら、やれるもんだよ。もし人より時間がかかっても、時間をかけさえすればいいんだから。」とおっしゃっていたのがとても印象的で、小林さんを始めとても個性的で魅力的なエム・スクエアーのみなさんの下で働けてとても貴重な体験が出来ました(藤原裕子、左)

私は個人情報保護法対策の予備調査と地域医療情報連携ネットワークの調査の2つの仕事に関わりました。個人情報保護法対策の予備調査では、始めに分厚い資料を渡され、読んでもあまり理解できない内容だったため仕事についていけるのか心配でした。しかし、現場へ行ってのヒアリングや、資料作り(会社に12時間滞在したこともありました)、話し合いなどに参加させていただき、最後のほうは楽しく仕事ができるようになりました。また、移動時間に久冨さんと色々なお話ができて、よく笑い、よく学ぶことができました。もうひとつの仕事は産業調査という感じで、藤原さんと2人で大阪のあるNPOへヒアリングへ行き、報告書を作るというものでした。行きの新幹線で急いで打ち合わせをしましたが、うまく話せるかどうか自信がなかったので、質問などは藤原さんに任せて私はひたすらメモを取っていました。この役割分担が良かったのか、ヒアリングはうまくいき、報告書を作成することができました。(石垣麻美、中央)


●エムスクエアー社取締役・久冨和子さんから

「前向きで素直」
これまでインターンシップに来られた学生の皆さんに共通して言えることです。過去をふりかえると1名くらいは道を外れて行ってしまいそうで心配させられたこともありました(これもまた楽しみ)が、今年はスマートな歩みで前向きに素直に取り組んでいただきました。今回は年度末にかかる多忙な時期でしたので、十分にインターンシップに対応できるかどうか不安でしたが、終わってみると実はインターンシップの学生さんの前向きに取り組まれる姿勢とその成長に日々勇気付けられ乗り切ることができました。連日ハードな業務を一緒に続けた夜中に私自身が疲れのためかボーっとした時に、「次に何をしましょうか」と言ってくれた時は大変たくましく、まるで私を救ってくれる王子様(実際は女性で私の願望です)のように思えました。いずれも成長株、客先で行った打合せや報告書作成などしっかりとスキルを身につけられ、弊社でそのまま引き続き勤務していただきたいと考えたくらいです。

「いつもの飛び込め方式」
例年と同様にお客さん扱いせず、実務にいきなり飛び込んでもらうやり方で、業務上の一喜一憂や、問題が発生した際に解決を導き出すプロセス、更には軌道修正と、身近に企業で働くことを体感していただけたと思います。我々が「さあ飛び込んで」と言ったときに、躊躇せず飛び込んでくれ、それがお客様の新たな反応や感動を生むことにつながることは我々にとっても大変有意義なことでした。

「何のために」
今後、更に充実した学生生活を過ごされる過程で、「学ぶことの先にあること」を是非考えていただきたいと思います。「何のために、今大学で学んでいるのか。」おそらく、「専門知識を極める」、「卒業に必要な単位を取得する」、「希望する会社に就職する」など、いろいろな目的があると思います。近頃の企業での不祥事をみると、「何のため」ということが見失われていると思えてなりません。インターンシップを機に「学ぶことの先にあること」そして更にその先にある「社会人としての生活」について視野を広くもって「何のために」を問いかけつつ、それぞれの目標を達成しながら、豊かな人生を過ごされることを願っています。

最後になりましたが、このような機会を与えてくださる日向野先生に深く感謝します。

kudomi1.jpg

|

« アイワイバンク蘇我店 | トップページ | 日本金融学会での報告 »

01. 教室の内と外」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2004年度internship:

« アイワイバンク蘇我店 | トップページ | 日本金融学会での報告 »