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2005年1月24日 (月曜日)

うなずく米国人・見つめるイタリア人

挨拶がわりに、アメリカ人はよくうなずきます。そればかりか、道で知らない人と目が合ってしまった場合も、うなずきますね。目があって慌てて目をそらすと、少なくともそれまで不審の目つきで見ていたことがバレる(というか、そう思われてしまう)ので、「いや敵意や不審の念はないのだ」と示す意味だろうと思います。

イタリアでは、米国と対照的に、無遠慮な視線に出くわすことがよくあります。日本人以上に、平気でよそ者や女性をじろじろ見ますね。これは好奇心や警戒心をそのまま表に出しているんでしょう。その意味では開放的と言えなくはないですが、あまりひどいので睨み返したら驚かれたこともありました。つまり見つめることがoffenceであるという意識がないんですね。(逆にアメリカでじろじろ見られたら、それは意識したoffenceである可能性が高いでしょう。腕組みでもしていたらさらに確率は高いですね)

視線については米国とイタリアは両極端かもしれません。似たような文脈で、ロンドンのタクシーに乗ると最初に軽く話しかけてくることがよくありますが、これは客が大丈夫な(危険でない)人かどうかを確かめたいのでしょう。日本の一部のタクシードライバーのように自分の興味で話し続けるためではないようです。

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