もう英語のカタカナ表記はやめたい(その1)

9月に訪れた上海では外来語(とくに英語)に音訳で漢字を当てたものと、音訳なしで直接原語表記のもの、両方がありました。どちらかというと初期に入ってきたものには漢字が併記してあるような気がします。(Coca Cola, Pepsi Cola, MacDonald's, Kentucky Fried Chickenなど)(下に続く)
もっと新しいものについては、数がどんどん入ってくるので音訳が追いつかないとか、あるいは、音訳するより原語で言ったほうがいいと諦めたか、いつしか原語表記のままになったのではないでしょうか。
日本人の英語力向上にとって今や最大の邪魔者になっているのが英語のカタカナ表記ではないかと思います。カタカナ表記は、音訳にすらなっていません。中国の音訳、例えばMacDonald=麦当労はまだ音訳になっていそうな感じですが(すみません、中国語ができないので正確ではありません)、これをマクドナルドと書いてはどうにもなりません。いっそマクダノーとでも書いてくれればまだいいのですが、カタカナ表記にはそれなりの勝手な法則のようなものがあるようで、その法則を使って、発音を聞いたことのない英単語でもカタカナに直してしまうという暴挙が日々行われています。
英語を話せない人でも綴りを見ればカタカナに直せるように、という目的で使われるようなのですが、(愚かしいことに)そのせいでかえって英語の発音から遠ざかってしまっても一向に意に介しないというか、誰も責任をとらないでカタカナ表記法則が自走するような事態になっています。敵地awayでの試合をアウエイと表記する新聞があることから、これを「ア・ウ・エ・イ」と発音してしまう人が出てきたのもカタカナ表記ならではの悲劇です。NHKの一部のcasterが英国のBlair首相の名前をいまだに「ブ」を強く高く発音することがあるのも、カタカナにしてしまったせいに他ならず、綴りを見ればBとlの間に母音がないのですから絶対に「ブ」に強調が来るはずがないのです。
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