Joao Gilberto
昨年「最初で、もしかしたら最後の?来日公演」と言われていたボサノバの文字通りの本家ジョアン・ジルベルトのソロコンサート。去年行きそこなったので、もしまた来日したら絶対行こうと決めていました。
9,000円も出した割には遠くてよく見えない席ではありました。若い頃はドタキャンや遅刻常習だったとも聞きますが、この日は会場の構造が分かりにくいせいかお客さんの着席が遅れがちで、むしろジルベルトの方が待った感じ。さすがに高齢で歩くのはゆっくりゆっくり。
しかし最初にいきなり(といいたいくらい好きな曲)「Eu Sambo Mesmo ( I really samba.)」(写真にあるアルバム「Joao」でも一曲目に入っています)これでもうすっかりボサノバ気分になってしまいました。その後はギター一本と声だけでたっぷりCD3枚分くらいソロ。声はさすがに若い頃とは違いますが、もともとボソボソっとした歌い方の中に艶があるという風なので、さほど衰えを感じさせません(これはCDでいうと上記「Joao」や「ジョアン 声とギター」でも同様ですね)
途中、スローな曲の中に大好きな「Eclipse」もあり、デビューシングル「Chega De Saudade」やセカンドシングル「Desafinado」は後の方、最後の最後は「イパネマの娘」。入場料高すぎ、席が分かりにくい、会場案内しているスタッフにおよそ音楽と関係なさそうな人たちが大勢いていろいろ売ろうとがなり立てていて興ざめ、等文句もありますが、PAの音はまずまず(あれはALTECですかね)。何より、楽しめる演奏でした。廃盤になっているCDベスト盤「ジョアン・ジルベルトの伝説」を再プレス許可するか、まだお元気なら再録音してほしいものです(10月10日東京フォーラム)
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