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2004年10月14日 (木曜日)

金融メルマガ第32号

元の記事の中には各ニュースごとに日本経済新聞の抄録のurlが
書いてあったのですが、時間が経ってlinkが切れてしまったので省略してあります。このメルマガは現在も毎月発行されています。申し込みはこちらからどうぞ。(2005年1月追記)

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【金融メールマガジン 第32号】

日向野幹也(東京都立大学経済学部教授)
url: http://www.ann.hi-ho.ne.jp/higano
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●産業再生機構とダイエー

この原稿は13日(水)夜に書いています。ダイエーの件は午後9時頃産業再生機構
を使うことに決定したと報道されました。
(下に続く)

『南君の金融日誌』第11章には企業再生のことが解説されています。産業再生機構は国営再生ファンドです。ダイエーの再建案ではダイエーと銀行団が最後までもめました。(この点はあまり報道されていませんが)ダイエーが産業再生機構
を一度ならず拒否したことに銀行団が落胆したのは、産業再生機構は民間再生ファンドよりも高い価格で貸出債権(対ダイエーの)を買い上げてくれそうだと銀行側は期待していたのではないかと思えます。機構の高木新二郎委員長・獨協大学教授が、経済産業省の介入に抗議して辞表を出そうとしているとも報じられているので続報があるかもしれません。

また、『続・南君の金融日誌』http://blog.goo.ne.jp/mhigano には『企業再生ファンド』という良い参考文献のことを紹介しています。

●上海

9月末に上海に行ってきました。南君がもし中国に行けばNam君として通りやすいかもしれません。プチエコーが中国に進出すれば、外国為替のことも解説することができますね。

Blog「続・南君の金融日誌」http://blog.goo.ne.jp/mhigano にも上海のことは写真入りで多数載せました。

この他、本の紹介(「企業再生ファンド」と「MBO」)やレシピ(「ダッチオーブンでローマ式ピザを焼く」「キャベツとアンチョビペストのパスタ」)も最近載せましたのでどうぞ。

●新興市場

といえば中国を含むアジア諸国や東欧などの新しい株式市場(emerging markets)のことを指すのが普通でしたが、最近は日本国内で新興の株式取引所などのことも同じように新興市場と呼ぶようです。新興企業の株式という意味から来ているのでしょう。

http://www.nikkei
http://headlines.yahoo

プチエコーが上場する先として、マザーズとジャスダックどちらかにしよう、という場面は本の第10章と12章に出てきました。上の二番目のYahoo!(産経新聞)の記事にあるように、東証マザーズとジャスダックが正面から競合するようになっ
てきたようです。そのこと自体は取引所間の競争ですから望ましいことですが、今回は全体として新興企業の上場ブームに翳りが見えてきたことが大きいようです。つまり減りつつあるパイをジャスダック・マザーズ・ヘラクレスの三つが取
り合っているという面です。

●都立大経済COE辞退

http://headlines.yahoo

一年ほど前に喜びの報告をさせてもらった都立大経済のCOE採択でしたが、新しい首都大ではCOEを続けていけない、と判断して、せっかく獲得したCOEではありますが、ほとんどのメンバーの意志でCOEを辞退することになりました。声明文
もあるのですが、ここでは報道だけ紹介します。

共同通信
http://headlines.yahoo
時事通信
http://headlines.yahoo

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