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2002年12月の1件の記事

2002年12月17日 (火曜日)

金融メルマガ第10号

元の記事の中には各ニュースごとに日本経済新聞の抄録のurlが書いてあったのですが、時間が経ってlinkが切れてしまったので省略してあります。このメルマガは現在も毎月発行されています。申し込みはこちらからどうぞ。(2005年1月追記)


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【金融メールマガジン 第10号】

非営利企業から株式会社へ

日向野幹也(東京都立大学経済学部教授)
url: http://www.ann.hi-ho.ne.jp/higano

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 今月号ではプチエコーが有限会社から株式会社になりました。京子さんも株を引き受けたのですが、そのお金は赤いコンバーティブルを買おうと思って貯めていたものだと書きました。この赤いコンバーティブルというのでイメージしていたのは、実はマツダのロードスターです。
http://www.roadster.mazda.co.jp/
女性が一人でこの車を運転しているのをときどき見かけますが、ほぼ例外なくお洒落ですね。コンバーティブルやオープンは、日本の気候では快適に乗れる日数は多くなく、コンバーティブルに至っては幌を収納するためにカーゴスペースも犠牲になるため実用車としては最低<笑>ですが、それでもやっぱり代え難い魅力があります。小生は二十五年間花粉症なので、さらに日数が限定されるでしょうが、それでもいつか乗りたいものだと思っています。

 さて、有限会社はごく小さな会社ですので、それが株式会社になるというのは新聞に載るニュースにはなりにくいでしょうね。最近の記事で探すと、これまで営利企業でなかった団体が企業になるときに株式会社という形を選ぶ、というものがいくつかありました。

●共栄火災、臨時総代会で株式会社化を決議(日付:2002/12/05)
http://www3.nikkei.co.jp/

 これは、相互会社という形をとっていた火災保険が株式会社化するというニュースです。保険業界はいま株式会社化のラッシュです。一つの理由は、株式会社化して株主からのプレッシャーを与えたほうが経営や財務が改善するだろうということ。もう一つは、財務状態が悪化して公的資金を入れる時に、株式会社になっていれば政府が大株主として監視できるからです。

●東京国際フォーラムを株式会社化(日付:2002/12/13)
http://www3.nikkei.co.jp/

 東京駅近くにあった都の大規模な多目的ホールが、都と民間の共同出資する株式会社に変わる、というニュースです。新たに出資を募るのを機に株式会社になる、という点では多少プチエコーと似ていますね。

●経済産業相、再度株式会社最低資本金引き下げ方針
(日付:2002/10/19)
http://www3.nikkei.co.jp/

 最低資本金の1000万円は設立後五年以内に用意すればよくなる、という法案がありましたが、大臣のこの発言は1000万円自体を下げる、という案のようです。

●特区法が成立、来夏にも初認定(日付:2002/12/12)
http://www3.nikkei.co.jp/

 これは株式会社に「なる」という話ではありませんが、農業については特区では株式会社の参入が認められるけれども、病院と学校についてはまだ、という決着内容です。また、まだ法案にはなっていませんが、政府の総合規制改革会議(議長・宮内義彦オリックス会長)の答申では、社会人向けのビジネススクールについては参入を認めるべきだと言っています。

●居酒屋大手の大庄、栄太郎と合併(日付:2002/12/02)
http://www3.nikkei.co.jp/

 プチエコーと同業の<笑>「庄や」などを関東中心に展開している株式会社「大庄」が、東海地方中心の居酒屋チェーン「栄太郎」と合併するニュースです。どちらも既に株式会社になっていて、大庄は東京証券取引所、栄太郎はジャスダック店頭市場に上場しています。プチエコーも誌上ではもうすぐ上場する予定です。

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