カテゴリー「02m. Malayisia」の2件の記事

2015年8月24日 (月曜日)

グループワークへの適度な介入

マレーシアはいま最高気温31度とかせいぜい33度とかなので、東京よりはるかに過ごしやすいのでしょうね。Asia Pacific Student Leaders Conference 2015もいよいよ佳境に入ってきて、講演によるインプットをはさみながら小グループに分かれてのディスカッションを行い、明日のプレゼンテーションの準備をしています。やや特徴的なのは、議論を学生グループに任せず、グループごとに教職員らしきファシリテータが入っていること。これがうまく機能することもあるのでしょうが、しかし、私がまたたま目撃した一つの小教室では、ファシリテータが話題を指定して順に学生に発言させ、自分でホワイトボードの前に立ったままという、かなり強権的wなスタイルで驚かされました。文化祭当日までに成果が出るかどうか心配な中学のクラス担任の先生か、あるいは細かいことまで介入する上司のような。学生のうちの一人に休み時間にこっそり尋ねると、実は定められた制限時間が来てあのファシリテータが教室から立ち去った瞬間から、学生同士で活発な議論が始まるんだ、とやや困った様子でした。これは将来のためのどういう練習になるんでしょうね? 上司のメンツを潰さないために、一定時間は上司の言うとおりにつきあって、上司が居ないとき残業して皆で成果を出す練習? 大勢の面前で反論してファシリテータのメンツを潰すことが気になるのであれば、ファシリテータと二人だけの時間を作って「学生でまず議論して、あとでフィードバックをくださるような形ではどうでしょうか?」と提案してみるようなリーダーシップのある学生は、まだ現れていないようでした。(8月4日Facebook投稿より)
http://studentcentral.taylors.edu.my/…/enquiry/a…/index.html 

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Taylor's Universityが経営するホテル

きのうTaylor's Universityのえらい人たちとディナーで同席したときに、ご自分のアカデミックバックグラウンドはtourismだとおっしゃるので学内のホテルのことに水を向けたらいろいろ話してくれた。ホテルでのインターンシップは授業単位になり、チームでシフトに入るのだが、いったん開業した以上、365日営業しなくてはいけない。客も繁閑があるが、インターンのほうも季節によって人出不足になるので、インターンの数の確保と訓練が常に問題だと(そりゃそうだ、2年くらいで卒業して必ず辞めてしまうのだから)。それから、同じホテルのインターンになるにしても、学生たちは都心の一流ホテルのインターンになりたがる者も多いのも人出不足の原因。ここのホテルに勤めればマネジメントに近い仕事も経験できるのだが、と。
 
しかし今朝別の方面からの話も聞いた。実は最初に泊まった部屋は湯が一切出ず、今朝まで常に水でシャワーに入っていた。満室だったので部屋を替えてもらうこともできず、修理も間に合わず。しかし再度苦情を言うと、空室が出たらしく部屋を移動。移動を手伝ってくれたインターン生(3年生だという)に尋ねると、従業員の半数はインターン生で、半数はプロのスタッフだそうだ。初日から二日目にWi-Fiが不調だったときもフロントの奥から出てきて手際よく処置してくれたのも、きょう部屋を替えると決めたのも同じスーパーヴァイザーだった。きのうの偉い人が言っていた「学内ホテルならマネジメントに近い仕事もできる」のは程度問題かも?(8月4日facebook投稿より)

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